麻布演劇市第２６９回公演　スタジオQ第11回公演が、麻布区民センターで全5回公演が行われる。

　ジュメルの父である高畠久率いる演劇集団「スタジオQ」は、麻布演劇市に加盟して港区麻布区民センターの支援で毎年公演を実現して今年は第11回公演を迎えた。

　今年は、11回を記念して、演劇では表現できないのではないか？と思える企画にチャレンジしたとのこと。

　「子は宝」であるべきはずが、赤ちゃん捨てや育児放棄など、現実に起きている社会問題に真っ向から、問いかけ、訴えたいという願いから、「小さな鼓動のメッセージ」辻岡健象牧師　「お母さん、ボクを殺さないで！」菊田曻医師らの本を読んで、感銘を受けた父が、彼らの強い意向も踏まえて、演劇化するには特に難題のこの題材に取り組み、脚本と演出を手がけた。

　ベテラン俳優、新人俳優含め、13名が、1人２役、３役演じている。

　音楽監督は、ジュメルの相方　高畠亜生、劇中の音楽は、全て、彼女と、わたしクレアシオン桂のオリジナル楽曲を使い、ベテラン音響オペレーターを小森広翔が見事に組み込んでくれる。

　練られた照明は桜庭明子、300以上のカラーが使われ、小道具や衣装が、魔法のようにドキュメント映画を観ているような錯覚になり。

　演劇にしては珍しく、エンディング生演奏が、劇団員13名と＋ミュージシャン4名により、３曲のオリジナルソングが披露される。

　最後の「愛は買えない El Amor」の歌詞は、桂の生徒だった8歳のスペインの女の子が書いた、天使のような純粋な詩。

　会場で、お会いできることを楽しみに、一ヶ月以上、猛暑の中、稽古に励んできた劇団員、制作スタッフ、キャスティング、ミュージックチーム、みなを応援に来て頂けたら幸いです。

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